溶連菌感染症
2018.05.11
扁桃に強い炎症を起こす細菌の代表は、溶連菌です。たいては扁桃とその周囲が特徴的な真紅色になりますので、のどを見ただけで見当がつくことも多いです。典型例では舌も赤くなって、苺舌と呼ばれます。いろいろな毒を持った菌ですので、高熱とのどの強い痛みの他にも、皮膚に発疹が出たり、お腹の症状が出たり、抗生物質のある現代では滅多にありませんが、腎臓や心臓まで悪くする可能性がありますので、早く診断して有効な抗生物質を使う必要があります。伝染する病気ですので、人にうつさない用心も必要です。扁桃はウィルスで炎症を起こす場合もあります。