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初夏のイネ科花粉症 

2019.05.18

5月も中旬となり、もうスギやヒノキの花粉飛散は終了していますが、この季節は初夏のイネ科の雑草の花粉の季節です。今花粉症の症状が出ている方はイネ科の花粉症の可能性が高いです。

 

花粉症を起こすイネ科の雑草の代表はカモガヤです。下の写真はいずれも当院の近くの徳生公園で撮影してもので、1枚目が5月7日、2枚目が5月13日のものです。この時期はいろいろな雑草が花をつけますが、当院の近所ではカモガヤの数が圧倒的に多いです。全国的にもカモガヤがイネ科の花粉症の原因として最も多いのではないでしょうか。

 

 

初夏の雑草の花粉症としては他にハルガヤ、オオアワガエリがよく言われますが、当院の近くでは私が観察する限り、ほとんど見られません。

 

他にも、スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、ギシギシ、ハルジオン、タンポポ、オオバコ、ネズミホソムギなどの花粉症が報告されていますが、いずれもメジャーではないようです。下の写真は順に、ギシギシ、ホソムギの類、ハルジオンです。

  

 

以下の花も、この季節に近くの徳生公園で見られますが、これらの花粉症の心配はなさそうです。順にムラサキツメクサ、コバンソウ、ニガナ、ニワゼキショウ、ユウゲショウ、カキツバタです。