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舌下免疫で大学合格率が上がる? 小児耳鼻咽喉科学会

2018.07.12

今日はワークピア横浜で開かれている日本小児耳鼻咽喉科学会に参加してきました。

 

小児耳鼻咽喉科学会

 

小児中耳炎の群の一般演題をいくつか聞いたあと、「小児アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法」というタイトルのセミナーに参加。講師は舌下免疫療法ではおそらく日本で一番たくさんの患者さんを治療している三重の湯田先生。

 

「舌下免疫で大学合格率が上がる」というのはこのセミナーの冒頭で、湯田先生が講演の”つかみ”として、蛍雪時代という高校3年生向けの雑誌にこんな記事が出ていたと紹介してくれたものですが、どのようなデータに基づいたものかも分かりませんので、半分冗談だと思ってください。

 

でも実際に、多くの大学の入試は花粉症の季節に行われますから、花粉症を持つ受験生が、症状が取れて、眠くならないまでも脳の働きを抑制する可能性のある抗ヒスタミン薬も飲まずにすめば、受験には有利なのは確かだと思います。

 

障害のあるお子さんの社会的支援についての一般演題をいくつか聞いた後は、「小児耳鼻咽喉科感染症におけるTruthとPost-truth」というセミナー、さらに「小児中耳炎ー私はこう治療する」というシンポジウムに参加。会場では、元急性中耳炎ガイドライン作成委員でもあった大学の同級生の上出先生、現ガイドライン作成委員会委員長で旭川医大准教授の林先生がお隣の席で、直接いろいろ教えていただきました。

 

今日は小児の舌下免疫療法と急性中耳炎について、最新の知識を得ることができたと思います。