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コロナの時代に増えている自律神経性耳鼻科疾患

2020.06.28

最近次のような患者さんが増えています。
 
耳鳴りめまい立ちくらみなどがよくある
のどがつまる感じがする
*すぐに鼻水、鼻詰まりが起きる
 
これらは、急いで治療が必要な内耳の病気だったり、喉頭(のど)に重い病気があったり、アレルギーや副鼻腔炎があったりする場合も多いので、早めに耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。
 
しかし、どんなに検査をしても、病気が見つからないこともよくあります。その場合は大抵、自律神経の乱れが原因です。新型コロナウイルスの影響で、悩み、不安、緊張などのストレスが増えて、自律神経の乱れが出ているのでしょう。
 
当院では、検査を行って異常が見つからない場合でも、その症状にしっかり対応するようにしています。症状の原因をよくご説明して、症状と体質に合わせた漢方薬の処方を行います。このような症状には、漢方薬がよく効くことが多いのです。その上で、少しずつ生活習慣を改善していくアドバイスを行います。
 
体はその部分だけが独立しているわけではなく、体の他の部分、あるいは脳と、自律神経を介してつながっているので、耳鼻のどの症状だけでなく、しばしば以下のような症状を伴います。
 
首や肩のこりや、頭痛
寝られなかったり、寝ても疲れが取れなかったりする
*朝に症状が出やすい
寝不足や神経が疲れた時に症状が出やすい
雨の日(低気圧の時)は症状が悪化する
*胃がもたれ、食欲がない
*よく便秘や下痢をする
*手足が冷えたり、頭がのぼせたりする
*胸が締めつけられたり、動悸がすることがある
*すぐ疲れる
*気分の上がり下がりが激しい