新型コロナ療養期間明けの患者さんへの診療について
2022.09.09
9月8日から新型コロナの療養期間が7日(有症状者)に短縮になりましたが、この短縮は必ずしも専門家の意見を反映したものではないとも報道されています。療養が明けても、まだウィルスを持っている方は、一定数いるのです。
NHKの報道によれば、見直し前の療養期間であれば、療養明けの11日目にはウイルスを持っている方はせいぜい3.6%であったのが、見直し後の療養期間7日間では、療養明けの8日目には、16%の方が、まだウイルスを持っています。用心をしないと、まだ人に感染させる可能性はあると考えられます。
マスクを外していただき、鼻や喉を診る耳鼻咽喉科の診療については、日常の生活などより慎重になる必要があります。発症から11日以内の方は、必ず前もって電話をください。
少し待っても大丈夫な症状の方は、原則として発症11日目以降に、受診していただきます。11日経っていても、咳や咽頭痛が継続している方は、喉頭内視鏡などの検査はすぐ行えない場合があります。