患者さん中心の医療と、科学的診断と新しい技術を提供いたします。

設備紹介

当院のご案内

コーンビームCT

CTによって、一般のレントゲンでは分からない、いろいろな詳しいことを知ることができます。情報の量と正確さについては、CTと一般のレントゲンとでは、圧倒的な差があります。

 

さらにコーンビームCTなら、一般のレントゲン同様、放射線被曝もわずかな量です。検査料も、従来のCTより安価です。検査時間も短く、準備から結果の供覧まで数分です。

超音波検査(副鼻腔・頸部)

妊娠中の胎児観察にも使われる安全な検査で、耳鼻科領域では、主に甲状腺腫瘍など、頭頸部の腫瘍や腫瘤の診断に用います。


副鼻腔は骨に囲まれた空洞で、超音波検査では、レントゲン検査ほど詳しくは分かりませんが、上顎洞(頬の中の副鼻腔)の病気はかなり正確に診断できます。


当院では副鼻腔炎の検査として、妊娠中の方や小さなお子様にはできるだけレントゲン検査を避け、超音波検査による正確な診断を心がけております。

CO2レーザーと半導体レーザー

レーザーは主として花粉症の予防及びハウスダストアレルギーの鼻閉の治療に使います。
 
当院では、より高い効果が得られる新しい照射モードが使えるCO2レーザーを主体に、術中の焦げ臭さが少ない半導体レーザー(コンタクトタイプ)を、使い分けて使用しています。
 
 

見せる耳鼻科のための、画像ファイリングシステム

小さいお子さんは全例毎回、診察の一部として鼓膜内視鏡の画像を記録しています。これによって、鼓膜のわずかな変化も見逃すことなく、中耳炎を早期に診断して治療をしたり、進行すると怖い先天性真珠腫のような病気を、まだ初期のうちに発見したりすることができます。

 

それ以外の内視鏡検査や、赤外線眼振検査(めまいの検査)の結果も、すべて患者さんごとに記録され整理されています。

 

耳鼻咽喉科の領域は、鼻・耳にしてものどにしても、穴の中で普通は見えないところですが、患者さんあるいは保護者の方に、病気のある部分を画像として見て分かっていただく、”見せる耳鼻科”を心がけています。

鼻腔通気度計、スパイロメトリー

鼻の通り具合を客観的に調べる検査です。
睡眠時無呼吸における鼻呼吸障害の関与の検索や、鼻閉に対する手術適応の判断、心因性鼻閉の診断などに必要です。
 
同じ検査器械で、スパイロメトリーという下気道の呼吸機能の検査もでき、気管支喘息やCOPDの診断にも使えます。
 

喉頭電子内視鏡

のどの奥を観察する内視鏡は、電子内視鏡を用いています。
従来の内視鏡に比べ、格段に明るく、詳細に見ることができます。この他、新生児の検査も可能な細径の内視鏡など、数種類の内視鏡を揃えています。
 

睡眠時無呼吸検査

ご自宅で小さな器械をつけて、呼吸と血液の中の酸素の濃度を一晩記録する、簡易的な検査を行っています。
記録されたデータを、無呼吸あるいは低呼吸であるか、酸素濃度が低下しているか、無呼吸低呼吸が何回あったか、コンピュータを用いて解析します。
この検査によって、心配のない状態か、すぐ治療が必要か、もっと詳しい検査が必要か、判断できます。
 

のどの奥の異物は鉗子付き内視鏡で摘出

咽喉頭異物とは、魚の骨などがのどに刺さったりして取れなくなった状態を言います。

 

魚骨の多くは口蓋扁桃に刺さりますので、それなら口を開ければ見えるし、摘出も簡単です。

 

しかし、のどの奥の方に入ってしまった場合は、口を開けても見えないので、内視鏡で見ることが必要です。もし咽頭の奥の方や喉頭に異物が見つかったら、鉗子を使える特別な内視鏡で摘出します。当院では、鉗子付き内視鏡も用意して、大きな病院に行かなくても咽頭の奥の異物を摘出できるようにしています。

細径内視鏡

直径が細い

長さが必要最小限

先端の角度を広くつけられる

 

ドイツのカール・ストルツ社製の内視鏡です。この内視鏡で以下のようなことが可能です。

 

1 幼小児の鼻咽腔を、痛みと恐怖感なしで見られる

2 今まで見ることができなかった嗅裂、副鼻腔入口部が見える

3 新生児、乳児の喉頭も見られる

 

ワイドバンドティンパンノメトリー

ワイドバンドティンパンノメトリーは、従来のティンパノメトリーが226ヘルツという1種類の高さの音の検査しかできないのに対し、225ヘルツから8000ヘルツまでの広範囲の周波数を連続的に検査ができるティンパンノメトリーです。従来と同じ226ヘルツのティンパノグラムももちろん得られるのですが、中耳の状態について、格段に詳しいことまで知ることができるようになりました。

ワイドバンドティンパノメトリー

検査にかかる時間も、検査料も従来のティンパノメトリーと同じで、患者さんの負担は増えません。